ダイエット中にニキビができるわけとは

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ダイエットを始める動機は、「スリムになってあのワンピースを着たい」「水着姿に自信を持ちたい」、中には「振られた元カレを見返してやりたい」など人それぞれでしょう。

しかし、その根底にあるのは「キレイになりたい」という気持ちではないでしょうか。

最近は一昔前のように極端な食事制限や特定の食べ物だけを摂取する「○○ダイエット」のような方法は主流でなくなってきています。

それはせっかく目標体重まで落としたとしても、肌や髪が荒れたり顔色が悪くなったりといった不健康なやせ方では魅力的ではないからです。

余分な贅肉を落としてボディラインはスッキリ、肌も髪もツヤツヤ…そんな風になれたら、初めてダイエットは成功したと言えるでしょう。

ところが、「キレイになるため」に始めたはずのダイエットの過程で、なぜかニキビができることがあります。

食事に気をつけたり、適度な運動を取り入れたりと体によい生活習慣を心がけているのになぜ?と不安になってしまいますよね。

これは一体どうしてなのでしょうか。

ダイエット中にニキビができるわけとは

一つには「食事制限」による栄養の偏りが考えられます。

体に必要な栄養素が充分摂取できないほど極端に食べる量を減らす人は多少なりともダイエットの知識がある人なら実行しないでしょう。

しかし、新陳代謝が活発で食べる量も成人に比べると多くなりがちな思春期の女性などは、食事を抜くと簡単に体重が落ちることから「ダイエット=食事制限」ととらえることが多いようです。

もちろんこれは正しい方法ではありません。例えば食べすぎた日の翌日に、胃もたれや胸やけがして食欲がない、といった時には食事を軽めにするのは効果的ですが、日常的に行うのはよくないでしょう。

特に、野菜や果物ばかりで動物性タンパク質や炭水化物を摂取しないと肌は真っ先にその影響を受けます。

筋肉や組織を始め、肌や髪の毛、爪など人間の体のほとんどを構成しているアミノ酸は、タンパク質が体内で分解されることで生成されます。アミノ酸は肌のハリや弾力の源であるコラーゲンを作る素でもあります。その原料となるタンパク質が不足すれば、肌がかさついたりしぼんだりするのは当然でしょう。その結果、肌が自衛のために皮脂分泌を活性化させ、ニキビができやすくなるのです。

また、油分をカットしてしまうのも感心しません。美容において大切なビタミン類の中には、生で食べるより油で炒めたり焼いたりすることで吸収力がアップする油溶性のものも数多くあります。

さらに、油脂は糖質に比べると腹もちがよく満腹感が得られるため、かえって間食を控えることができるという説や、ニキビの大敵・便秘を引き起こしかねないことも見逃せません。

食事制限を行う場合には、できるだけいろいろな食材を取ったり、昼食で摂取できなかった分を夕食で補うようにするなど、栄養バランスを考えることが大切なのです。

ストレスもニキビの原因

そしてその食事制限によるストレスもニキビの原因と言えるでしょう。

例えば、食べたいものを我慢したり、空腹に耐えなくてはならないというイライラ、必要な栄養が不足してしまうために起こる体力や気力の低下、疲労感などです。

最近は「低インスリンダイエット」が話題となったためか、炭水化物が悪者扱いされることもありますが、三大栄養素に挙げられるほどですから、人体にとって不可欠なものであることを認識してほしいものです。

炭水化物は体内で分解されてエネルギー源のブドウ糖になります。よく疲れた時には甘いものがいいと言われますよね。これは糖分が即エネルギーとなるから。疲労回復や、特に脳には代わりのきかない、大切な栄養素なのです。

こうしたストレスは自律神経に影響を与えるだけでなく、ホルモンバランスの乱れ、引いては過剰な皮脂分泌に繋がります。

もしダイエットを始めて、なぜかニキビが増えたということがあったら、食生活をもう一度見直してみてくださいね。

普段運動する習慣のない人がダイエットのためにジョギングやウォーキングを始めた、ジムに通い始めたというケースもストレスになることがあります。

「運動しなくてはならない」「これをしなければやせられない」といった思い込みがプレッシャーや疲労を引き起こすのですね。

楽しみながらできる運動を見つけられればそれがいちばんいいのですが、もし「ダイエットのために」というのであれば、日常生活に気軽に取り入れられる方法を選択するのがよいでしょう。

例えばエレベーターを使うのをやめて階段にする、少し早起きして駅まで自転車だったのを徒歩にしてみる、といった具合ですね。

そして少しずつ距離を伸ばしたり運動量を増やしていくようにすると無理なく習慣化できるのではないでしょうか。

まずは「~しなくてはならない」という自分縛りをしないことです。

ニキビが出た方が良いケース

一方、ダイエットの方法によってはむしろニキビが出る方がよいとするものもあります。

それが「体質改善ダイエット」と呼ばれる方法。最近では「デトックス」と言った方がわかりやすいかもしれませんね。

簡単に言うと、体に蓄積された老廃物や余分な水分、有害物質などを体外に排出してしまおうというもの(毒素排出とも言われます)。

ミネラルウォーターをたくさん摂取したり(少し前は1日2Lが望ましい、という説もありましたよね)、ファスティングという短期の断食、リンパマッサージや骨盤矯正など、その手段はさまざま。

このデトックスがうまくできている場合に、「好転反応」の一つとしてニキビがたくさんできることがあるのです。

好転反応とは体が毒素を排出しようとしていることで起こるとされ、デトックスにおいては正常な経過と言われています。

もちろんこうした方法は正しい知識と指導の下に行うべきでしょう。ちょっと話題になっているから本を読んでやってみた、などということは絶対にすべきではありません。素人考えで実行して、体調不良になったり肌荒れがひどくなっても「好転反応だ」と勘違いして悪化させてしまう可能性もあるからです。

 

ダイエットは無理なく行うのがよいとわかっていても、一日でも早く結果が欲しいですよね。それによってやる気が出たり、続ける意欲に繋がったりするからです。

しかし、もしニキビができたとしたら、それは体のどこかに負担がかかっているサインかもしれません。

デトックス法を実践している人も、本当に好転反応なのか指導者に確認してもらったり、ダイエット中なら食事や生活習慣をチェックしてみてくださいね。

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