美肌を作る!「炭酸水」のパワーとは

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最近、その美容効果が注目されて、人気が高まっている炭酸水。

少し前のデータですが、平成20年には3万1400KLだった生産量が、3年後には約3倍の9万4600KLに増加し、「飲み比べ」できるほど種類も豊富になっています。

コンビニやスーパーに行ってもただの「炭酸水」が100円前後で購入できるのですから、もうすっかり日常生活に浸透していると言ってよいでしょう。

もともとヨーロッパではペリエなどの「ガス入りミネラルウォーター」を普段から飲む習慣がありましたが、日本ではせいぜいお酒のソーダ割りに使う程度。「炭酸」と言えばコーラなどの清涼飲料水のことでした。

それが現在のようにさまざまな場面で活用されるようになったのは、炭酸水には飲むだけでない、さまざまな効果があることがわかったからです。

炭酸水ってそもそもどんなもの?

炭酸水は炭酸ガスと水(ミネラルウォーター)に圧をかけたもので、人工的に製造することが可能です。最近では炭酸水メーカーも市販されていますよね。

また、自然界にも湧水や温泉といった形で存在し、飲用できるものはそのまま製品として出荷されることもあります。

シンプルな炭酸水には味もカロリーもありません。そのため水代わりに飲むことも可能なのです。

筆者が小さい頃は「炭酸(飲料)を飲むと歯が溶ける」などとよく脅されました。確かに酸性度の高い炭酸水に歯を24時間以上浸しておくとカルシウムが溶け出すのは事実ですが、人間の口腔を始め体内には炭酸脱水酵素が広く存在します。その働きにより、口にした瞬間から炭酸は水と二酸化炭素(気体)に分解されるので現実にはそのようなことはありえません。

歯が溶ける云々は、糖分を多く含む炭酸飲料(清涼飲料水)を過剰に摂取することで虫歯になりやすくなるという戒めの言葉だったのですね。

炭酸水にはどんな効果がある?

最初は飲み物、しかも脇役・悪役でしかなかった炭酸水が一躍名誉回復されたのは、血行促進効果があり、整腸作用や食欲増進、冷え症の改善といった症状が改善されるとTVなどで紹介されたためでした。

ここ20年ほど、健康をテーマにした番組は視聴者の関心を集めており、毎日のようにどこかの局で放送されていますよね。「体にいい」と取り上げられた食べ物が、翌日には売り切れ続出、スーパーの売り場から消えたといった現象も記憶に新しいところです。

そんな番組で炭酸水の健康効果について懇切丁寧に説明されれば、注目されないわけがありませんよね。

炭酸水を飲むと二酸化炭素が血管内に入り込みますが、これは本来エネルギーやタンパク質を作った後にできる老廃物の一つ。体はこれを排出するために血管を拡張し、血流を増加させるのです。

ご存知のように冷え症は血行不良によって末端まで血液が行き届かないことが原因ですよね。血行が促進されれば症状の緩和は充分に期待できます。

また、胃や腸の蠕動運動を促す働きもあるので、消化不良や便秘の改善にも役立つばかりか、その一方で一定量飲むと逆に胃の蠕動運動を抑制して満腹感を与えてくれます。つまり、食べすぎ防止にも繋がるというわけ。

腸内環境を整えるのは美肌作りに欠かせない要素の一つでもあります。食生活を見直したり食物繊維を意識して摂取することも大切ですが、なかなか実行できないという人は、普段飲んでいる水やジュースを炭酸水に替えてみてはいかがでしょうか?

炭酸水の美容効果

最近はシャンプーに炭酸水を使っている美容院も多くなっています。

これは血行促進目的の他に、頭皮の皮脂汚れや髪の毛の表面に残ったワックスやシリコンコーティング剤などを落とすためです。ヘッドスパと言った方がわかりやすいかもしれませんね。

炭酸の気泡にはタンパク質に反応する性質があるので、皮脂汚れを包み込むようにして浮かび上がってくるのです。髪の毛の表面の汚れが落ちるのもこれと同じ原理。この場合はたくさんの気泡が汚れに吸着されて一緒にはがれ落ちてきます。

実際、炭酸水で洗い流してもらうとわかりますが、普通の水やぬるま湯よりも頭皮や髪がすっきりして気持ちがよいもの。

同様の効果を求めて、自宅でも炭酸水を使ってシャンプーする人も少なくないのだとか。

そして、同様の効果は洗顔でも得られます。考えてみれば頭皮も顔の皮膚も一続きですよね。顔の皮脂汚れも頭皮同様、炭酸水でオフできるのは何も不思議なことではないのです。

やり方はこれまたとても簡単。

顔を充分に濡らすところから始まって、洗顔料を泡立てる、その泡で顔をマッサージしたら洗い流す、など普段水を使っているところをすべて炭酸水に切り替えるだけです。

水洗顔を行っている人はもちろん炭酸水で洗うだけでOK。

スキンケア用の炭酸水でなくても、飲用であれば使えます。

また、コットンに炭酸水をたっぷりしみ込ませ、洗顔後目の下や小鼻などに5分ほど貼ってから通常のスキンケアを行うと、浸透力が高まるのだとか。

何よりもニキビの大敵である血行不良を改善してくれるというのであれば、ぜひ試してみたいですよね。

「健康や美容にいいことはわかったけど、炭酸水をそんなにたくさん買うのはちょっと…」という場合は、自宅で作ることもできます。市販の炭酸水メーカーを使うのもいいのですが、ミネラルウォーターと重層・クエン酸があればできるので、試してみてはいかがでしょうか。

重層とクエン酸それぞれ20gを2Lのペットボトルに粉末の状態で入れ、よく冷やしたミネラルウォーターを注ぎます。この時必ず冷やしたものを使うようにしてください。気体は気温が低いほど水に溶けやすいからです。

あとは素早く蓋をしてよく振り、しっかり粉末を溶かしたら一度開けて余分なガスを逃がします。膨張した状態で長時間放置しておくと、ペットボトルそのものが破裂してしまう恐れがあるので忘れずに。

こうしてできた炭酸水は冷蔵庫に入れておけば1週間ほどは大丈夫ですが、時間が経つにつれて徐々に炭酸は「抜けて」きます。

炭酸飲料でも、飲みかけを保存しておくと、飲む度に単なるジュースに近くなっているのがわかりますよね。これと同じ現象が起こりますので、なるべく洗顔やシャンプーなどに活用して、早めに使い切ってしまうことをお勧めします。

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