肌質とは?決め手は皮脂と水分のバランス!

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一般的に健康で美しいとされる肌は皮脂と水分のバランスがよく、自然に潤いが保たれるようになっています。

ニキビやかさつき、かぶれといったトラブルも起こりにくいでしょう。

ぜひともこの状態を維持したいところですが、ちょっとした体調や環境の影響で変化が表れやすいのもまた事実。

ここでは、皮脂量と水分量の割合で分類される肌タイプとその特徴、注意点などについて説明します。

 

4つの肌質

普通肌

角質層の水分量が10~20%で皮脂分泌も適量な理想的とされる肌。

額から鼻にかけてのTゾーンと呼ばれる部分を除いてはメイク崩れもしにくく、手入れのしやすい状態です。

しかし、ちょっとした不摂生やストレスでバランスが崩れやすいので、油断は大敵です。

季節によっては乾燥を感じることもあるでしょう。その場合は乾燥肌に準じたケアをするようにしてください。

 

乾燥肌

皮脂・水分ともに不足気味の肌。

血行不良が原因で起こることもあり、くすみやすいのが特徴です。

また、肌の柔軟性が足りないため、表情ジワやちりめんジワといった細かいシワができやすくカサつきがち。皮がめくれたり粉を吹いたりすることも。

目安として、洗顔後何もせずに10分放置した時、つっぱる感じがあるかどうかという方法を試してみてください。

極端に乾燥すると肌のバリア機能が弱まり、ちょっとした刺激でもかぶれやかゆみを起こす敏感肌に移行する可能性もあるので、充分な保湿を心がけましょう。

 

脂性肌

水分量は適正ですが、皮脂分泌が過剰なタイプです。

肌のキメが荒く、毛穴も開き気味なのでメイク崩れしやすいことが多いようです。

詰まった皮脂汚れが酸化して黒ずむ「イチゴ鼻」になったりテカリに悩まされる人も…。

ニキビのできやすい肌と言えば真っ先に挙げられるのがこの脂性肌。

皮脂コントロールが美肌を作るポイントになってきます。

 

混合肌

乾燥型脂性肌ともいい、部位によって乾燥肌と脂性肌が混在する肌質です。

例えば、Tゾーンは脂っぽいのに頬や口の周りはカサつきが目立つ…こんなことはありませんか?

実は日本人には最も多いと言われているタイプ。大きなトラブルにはなりにくいのですが、肌の状態に合わせてケア方法を変える必要がある点がちょっとやっかいかもしれませんね。

 

近年注目されているインナードライ肌

この4つの代表的な肌質に加え、近年注目されているのが「インナードライ肌」です。

一見、普通肌や脂性肌のようですが、実は水分量が不足している肌のことで、皮脂量は充分なので乾燥を感じにくいとされています。

そのため自分がインナードライ肌であると自覚している人が少ないことから、「隠れ乾燥肌」と呼ばれることもあります。

また、夏に顕著になるのも特徴の一つ。

近年、地球温暖化の影響により、平均気温はどんどん高くなってきていますよね。最高気温は毎年のように更新され、かつてはなかった「猛暑日」という言葉も定着しつつあります。

特に都心部ではヒートアイランド現象でさらに気温が上昇しやすいため、夏ともなればどこでも過剰なほどの空調が効いています。

その結果、空気中の水分が必要以上に除去されるばかりか、角質層内の水分まで一緒に蒸発してしまうというわけ。

肌の水分が著しく低下すれば、肌はそれをカバーしようと皮脂の分泌量を増やします。脂っぽいのに内部はカラカラ…というインナードライ肌はこうしてできあがるのですね。

さらに、皮脂が出ることで自分は脂性肌だと勘違いして、それを抑えるケアをしてしまうことも乾燥を進行させてしまうことに繋がります。

ケア方法は何と言っても水分を充分に補うことですが、それ以前に自分の肌の現状について知ることが大切。

化粧品店のカウンターなどで簡単に測定することができますので、「知らない」という人は一度チェックしてみることをお勧めします。

 

刺激に弱い「敏感肌」や「アトピー肌」

これらの肌タイプとは別に、刺激に弱い「敏感肌」や「アトピー肌」があります。

いずれもベースにあるのは乾燥ですが、近年の研究ではその原因は単なる水分不足ではないことがわかってきました。

細胞間脂質の主成分であり、優れた保湿効果を持つセラミドが先天的または後天的に不足することで水分が維持できず、肌のバリア機能が低下してしまうのです。

セラミドは天然保湿因子(NMF)が抱え込んでいる水分を間に挟んで逃がさないようにする働きがあります(ラメラ構造)。肌から水分が際限なく蒸発しないのはこのためです。

表皮の項でも説明しましたが、角質細胞が規則正しく並んでいるすき間を埋めているのがこのセラミド。

不足すればその配列は穴だらけとなり、水分を失うだけでなく外からの異物をせき止めることもできなくなります。

その結果、角質細胞が乾燥してさらに肌の状態が悪くなる…という悪循環ができあがるのです。

 

セラミドの特徴

セラミドはターンオーバーのサイクルの中で角質細胞と一緒に生成されるもの。

それが乱れれば当然影響を受けることになります。

この極端な例がアトピー肌と呼ばれる超敏感肌。未成熟な角質細胞が表面に出てきてしまうせいで、バリア機能も充分な効果を発揮できません。

ホコリやダニ、花粉などが入りこむとランゲルハンス細胞が異物と判断して排除しようとするためにかゆみやかぶれが発生するのです。

こうした敏感肌やアトピー肌の対策は保湿効果の高い基礎化粧品を使うこと。

水分を「挟み込む」セラミド配合のものが最も適しています。

そして、補給した水分を逃がさないように肌の表面に膜を作るクリームやオイルなどを加えるとよいでしょう。

 

どんな肌質でも美肌の決め手は水分

アトピー肌や敏感肌に限らず、どんな肌質でも美肌の決め手は水分。

化粧水と乳液だけのシンプルなケアでも、肌質に合ったものを正しく使えばそうそう不足するようなことはないはずです。

しかし、脂性肌やインナードライ肌のように、油分は充分だからと化粧水を省いたり、ベタつきを抑えるために乳液をつけないといった思い込みによる間違いケアは肌にとって大きなダメージとなりかねません。

繰り返しになりますが、自分の肌の水分と皮脂のバランスを知った上で、最適な基礎化粧品をセレクトしましょう。

日本には「水も滴るような」という美人の形容がありますよね。女性らしい魅力を演出するには潤いのある肌が欠かせないのは昔も今も変わりません。

単に水分を補うのではなく、肌に「留める」ことを心がけたお手入れを習慣化させてくださいね。

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