ニキビにレーザー治療はなぜ有効?種類と働きを紹介

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美容外科や皮膚科ではエステではできないレーザーを使った治療が可能です。

しつこいニキビや色素沈着・クレーター肌といったニキビの痕を緩和させるのに有効なことや、効果の高さで人気があります。

ここではレーザーの種類やそのメリット・デメリットについて紹介します。

エステでは今一つ物足りない、もっと早くキレイになりたいという人は参考にしてみてください。

 

ニキビにレーザー治療はなぜ有効?

パルス化されたレーザーは短い時間幅でピーク出力が可能なため、歯の治療やレーシック、レーザーメスにも使われています。

皮膚科の分野ではニキビやニキビ痕だけでなく、脱毛やシミ・シワの改善の他、近年健康保険が適用になったことで、アザの治療などにも活用されるようになりました。

直接ニキビやニキビ痕を治すというよりは、ニキビの原因を取り除く、ダメージを受けた皮膚を再生させると考えた方がよいでしょう。

 

レーザーの種類と働き

炭酸ガス(CO2)レーザー

レーザーメスという呼び方の方がおなじみかもしれません。ホクロの除去など皮膚科でもメジャーなレーザーです。

ニキビ治療の場合は、化膿しているニキビの表面に穴を開けて膿を排出したり、初期の白ニキビや黒ニキビでも皮脂を出してしまった方が治りが早いと医師が判断した場合に使われます。

多少の痛みを伴うため、表面麻酔や局所麻酔が必要になるでしょう。

炎症や化膿しているニキビの内部には、皮脂や膿だけでなく古い角質が詰まっていることもあるので、悪いものを出してしまってから化膿止めなどの内服薬を併用する方法が効果的とされています。

 

クールタッチレーザー

レーザーと言えば「熱い、温かい」というイメージがありますよね。

しかし、このクールタッチレーザーはレーザー照射と同時に冷却ガスを噴射するため、真皮内の温度が70度以上になっても皮膚表面は45度以下に保たれます。

じんわり温かい、という感じでしょうか。

肌に必要以上の負担をかけることなく、線維芽細胞を刺激してコラーゲンの増殖を促します。

通常のレーザーよりもダウンタイム(施術後の回復時間)が数時間と短くすみ、カサブタもできにくいので近年注目されているレーザーです。

FDA(アメリカ食品医薬品局:日本の厚生労働省にあたる)の認可も得ているため、安全性にも問題ないでしょう。

デメリットとしては、まったくヤケドやカサブタといったダメージがないわけではないこと、効果を実感するには複数回の照射が必要なこと、その分費用がかさむことなどでしょうか。

 

ロングパルスYAGレーザー

レーザーは媒体によって「○○レーザー」と呼び名が変わります。このYAGレーザーは、イットリウム・アルミニウム・ガーネットを用いることからその頭文字を取ってこのように呼ばれています。

血色素(ヘモグロビン)によく反応するため、毛細血管の増殖による赤みを帯びたニキビ痕に特に効果を発揮。

実際、血管腫や赤ら顔の治療にも使われています。

また、皮膚の深い部分にまで到達してコラーゲンの生成を促し、軽いピーリングや脱毛効果も期待できます。

レーザーの中でも痛みを感じにくいのもメリットの一つでしょう。

ただし、紫外線の影響を受けやすいので照射後はUVケアをしっかりするようにしてください。

 

スムースビームレーザー

繰り返しできるニキビやクレーター状のニキビ痕の改善に効果的とされるレーザー。波長1450nmのダイオードレーザーで、水分に吸収されやすいという特性を持っています。

皮脂腺にダメージを与えて過剰な皮脂分泌を抑制するだけでなく、真皮層を刺激してコラーゲンの生成を促す働きがあります。

浅いクレーターや、もともと脂性肌でニキビができやすい人向けと言えるでしょう。

1ヶ月に1度、5回程度の照射が必要ですが、残念ながら皮脂を抑える効果は永久的なものではありません。

持続性を求めるのであれば定期的に施術を受けましょう。

 

ジェントルレーザー

宝石の一種であるアレキサンドライトを用いた波長755nmのレーザーです。メラニンに吸収されやすいので、脱毛やシミの治療に向いています。肌に比較的優しいのが特徴。

その他に、顔全体に照射して肌質の改善や薄いシミの除去に効果的なレーザーフェイシャルも可能です。

 

フラクショナルレーザー

レーザーを極小の点状に照射して瘢痕組織の収縮・皮膚再生を促す方法です。ニキビ痕の他、傷跡や広がってしまった毛穴の治療にも効果があります。

レーザーの熱作用を利用したノンアプレイティブタイプと、皮膚の剥離を目的としたアプレイティブタイプに大別され、症状に応じて使い分けられています。

前者は波長の異なるレーザーを一度に照射することができるので、表皮の凸凹や傷跡の改善と、真皮層に働きかけてコラーゲンの生成を促進するという一石二鳥の効果が得られるのが嬉しいですね。

後者は二段階の波形でバランスよく肌に刺激を与え、こちらもコラーゲンの生成を促してくれます。色素に反応しないため肌質を選ばず、細かい照射範囲やパターンの調整ができるので、さまざまな症状に対応可能です。

通常フラクショナルレーザーは効果とダウンタイムの長さが比例するとされてきましたが、近年では改良が進み、高い効果とダウンタイムの短縮が両立できるようになってきています。

 

LED光治療

まだ発展途上にありますが、注目が高まっている発光ダイオードを利用した治療法です。

青色LEDをニキビに照射すると、アクネ菌が持っているポルフィリンという物質が増殖して、アクネ菌そのものが酸化・死滅するということがわかりました。また、皮脂分泌を抑制する働きもあり、ニキビを予防しながらできてしまったもののケアもできるとされています。

赤色LEDはミトコンドリアに働きかけて細胞を活性化させたり、免疫細胞の作用を活発にすると言われています。炎症を起こしているニキビの緩和が期待できますが、他の方法と併用する補助的な治療法でしょう。

この他にも研究が進められていますが、痛みや肌へのダメージがレーザーに比べて断然少ないので、さらなる実用化に期待したいところです。

 

まとめ

レーザー治療は美容外科や皮膚科でしか受けることができない、自由診療扱いなので費用が高くなるという不自由さはありますが、それに見合うだけの効果はあると言えます。

自分の肌の状態をしっかり診てくれる医師に任せたいものですね。

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